テクニカル指標 | |
2本の指数平滑移動平均線(EMA)の差をMACDといい、その移動平均(通常9日間をとることが多い)をトリガー、又はシグナルといいます。また、MACDとトリガーとの差をMACDオシレータ(MO)といいます。 MACDの計算で複雑なのは 『指数平滑移動平均線』 です。この移動平均線は通常の移動平均線(SMA)と違い、『時間的に近い株価の方が現在の株価に影響が大きい』 という考え方を基本とするもので、 |
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RSIとは株価の「売られすぎ」、「買われすぎ」を見る指標で、上昇した日の上げ幅の合計と下落した日の下げ幅の合計とを比較し、相対的な相場の強弱を測るもので「相対力指数」といわれるものです。オシレーター系(株価の変動を指数化し相場の強弱を表わすもの)の指標としては代表的な指標です。RSIはサイコロジカルライン(注1)に値動きを加味したものと考えられ0から100までの数字で表されます。 (注1:サイコロジカルラインとはある一定の日にちのうち何日上昇したかを表わすもので、通常は12日の間で数えます) 具体的なRSIの算出方法は以下の式で表されます。式を見ればわかるように一言で言えば 『ある一定期間の変動幅のうち、上昇した日に変動した割合はどのくらいか?』 を見る指標であると考えるとわかりやすいと思います。 <計算式> RSI = (n日間の上昇した日の上昇幅合計) ÷ (n日間の上昇幅合計 +n日間の 下落幅合計) × 100 計算に使われる日数(上記のn)は様々です。この指標が発表された当初は14日間が有効とされていましたが、短期のトレーディングを好む人は 9日間を超長期のトレンドを見るむきは75日などを使います。 RSIを使って 『売られ過ぎ』 『買われすぎ』 を判断するのは通常、RSI 70以上が 『買われすぎ』 で 『売りゾーン』、30以下が 『売られ過ぎ』 で 『買いゾーン』 とされます。指数ではなく個別の株だと80以上が 『売りゾーン』、20以下が 『買いゾーン』 とした方が良いかもしれません。また、75日間のRSIの場合はこれを60以上と40以上の方がトレンドの転換を見つけやすいと言うような場合もあります。 RSIで一番信頼できる売り買いのシグナルと言われているのが 『ダイバージェンス』 というもので、株価が新安値や新高値になったにもかかわらずRSIが新値をとらなかった場合である。つまり、強気のダイバージェンス(株価が新安値をとってきたにもかかわらずRSIが底値を切り上げる動きを示した場合)の場合は 『買いシグナル』 と考えられ、反対に弱気のダイバージェンス(株価が新高値にもかかわらずRSIが上値を切り下げてきた場合)の場合は 『売りシグナル』 と考えられるのです。 RSIの見方においても、移動平均の時と同じようにGC(ゴールデンクロス)、DC(デッドクロス)を使う場合もあります。考え方は移動平均のところで見たものと全く同じです。つまり、短い期間のRSIが長い期間のRSIを下から上に抜けたら 『買いシグナル』、上から下に抜けたら 『売りシグナル』 とするものです。また、この中でも70以上のような高いレベルでDCが出た場合のみ 『売りシグナル』、30以下のレベルでGCが出た場合のみ 『買いシグナル』 とする事もあります。 |
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株式用語 | |
出荷額に対する受注額の割合をいいます。 |
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特別清算指数とも言い、先物やオプション取引などにおいて最終決済に用いられる指数のことをいう。SQが算出される日は、先物取引の場合は、3、6、9、12月の第二金曜日(取引最終日の翌日)、オプション取引の場合には毎月の第二金曜日(取引最終日の翌日)となる。SQは、算出される日の寄付きの株価から算出されるため、SQの算出日の寄付きには様々な思惑から株価が大きく動くことが多いので注目される。 ※寄付きとは、その日の最初に付いた株価のこと。始値ともいいます。 このSQには、『メジャーSQ』 と市場で呼ばれるものと、『マイナーSQ』 と呼ばれるものがあります。 株式先物は3月・6月・9月・12月と3ヶ月に1度、清算日が来ます。これに対し、オプションは、毎月、清算日(満期日)が来ます。そして、先物、オプションの両方のSQが重なる3月・6月・9月・12月がメジャーSQ。またオプションだけの時がマイナーSQと呼ばれます。 |
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